日本だけで働いていると危ない!海外で働くことで初めて身につく考え方とは

  • CareerWith編集部CareerWith編集部

私は、フィリピンのセブ島のESLスクール(英会話学校)で2年間働いていました。

業務内容はオンライン英会話のサポート業務。
レッスン中に問題が起きた場合に先生と生徒の間で問題を解決すること、生徒からのクレーム対応、インターネットを使っての授業のため音声やウェブカメラの確認から問い合わせへの返信、クレーム内容について該当教師に詳細を確認して注意を促すこと、などが仕事でした。

クレーム内容や教師によっては直接話して言い分を聞いたり、話が食い違っているときにはどこに問題点があるかなど判断したりしなければいらないことも多く、英語でのコミュニケーションは必須でした。

同じ部署のスタッフは日本人なので日本語で会話することが多かったのですが、英語を話さない日はありませんでした。

最初は基本的なカスタマーサポート業務のみでしたが、仕事が慣れていくと、次第に取引先の企業とやり取りをすることも増えていきました。

海外で働くことで身についたスキルや考え方
その1:英語

海外就職のメリット・デメリット

海外で働いて大きかったことは、まず何と言っても「英語を話す機会が増えたこと」です。

フィリピンは言わずと知れた多言語の国で、母国語はタガログ語ですが、私の勤めていたセブ島ではヴィサヤ語(セブアノ)と呼ばれる言語を現地の人々は使っています。

しかしフィリピン人の多くは幼稚園に当たるプリスクールや小学生のころから英語を学び、発音などもしっかり矯正されて優れており、英語が堪能です。

フィリピン人とのコミュニケーションはもっぱら英語ですので、否が応でも英語を話さなければなりません。
そのため、どんなに英語力の低い人も多少なりとも英語力は向上すると思います。
自分の周囲の人間を見ていてもそれは実感しました。

さらなる英語力を身に付けるためには自習したり、自分なりの学習方法で継続していくことは必須ですが、英語を話さないことには始まらないという環境に身を置いたことで、自分の意識も変わっていきます。
そのため、英語に対して高いやる気と危機感を持っていられます。

私はESLスクールで1年間のインターンシップを経てから、その会社に就職しました。
1年間のインターンシップ期間では、英語のレッスンと業務の掛け持ちでした(業務時間は1日4~5時間と短いです)。

そこで英語の授業を通して、しっかりと基礎から学習を進めていきました。
レッスンはマンツーマンなのでスピーキングを中心に強化していけます。

その下積みがあったからこそ、1年後に職務についた時には自信を持って対応できるようになったと思います。
最初は業務内容も分からないし、すべて英語でのコミュニケーションとなるので、せっかく対応しても相手の言っていることが理解できず、やきもきすることもよくありました。

日常で使用する英語と仕事で使用する英語は違うので、ビジネス英語も身についたと感じます。
より専門的な部署に配属されていたら、さらにビジネス英語やその分野の英単語や言い回しなどを習得できたのではないでしょうか。

1日の大半を仕事の時間に費やすので、その中で学ぶことはたくさんあります。
それを英語を使って学んでいけるので、非常に効率的かつ効果的な英語学習にもなると思いました。

海外で働くことで身についたスキルや考え方
その2:日本人以外の価値観や生き方に触れられる

海外就職のメリット・デメリット

日本人と外国人(フィリピン人)の仕事に対する姿勢の違いを実感しました。

日本人は言わずと知れた「仕事人間」の国。
ほとんどの人が仕事第一優先で、遅刻や欠勤はおろか、サービス残業も当たり前です。

海外で働いたことは、良い意味でも悪い意味でも、私の根本的な考え方を変えるきっかけになりました。

フィリピン人にとって一番大切なものは「家族」です。
彼らは家族のために働き、安い賃金の中からその大部分を家族に仕送りする人も珍しくありません。

大家族では、年上の兄弟が弟や妹を学校に入れるため送金しているのです。
中にはお金はたいして大切なものではないと考え、自分が必死で稼いだお金を周りのお金のない人に何のためらいもなく渡すという人もいます。

もちろんお金が返ってくる保証などどこにもありませんし、そのほとんどは返ってこないでしょう。
しかし彼らのこの家族第一優先の概念のために、家族を理由に仕事を休む人も多くいます。

例えば、お母さんや兄弟、自分の子供や奥さんが体調不良なので病院へ付き添うなどです。
日本ではまず考えられませんよね。

その経験もあり、日本人は仕事に重点を置きすぎており家族をおざなりにしていることが多いと感じました。

恋人同士でも、日本人の女性が「仕事と私どっちが大事?」なんていう質問を投げかけることがありますよね。
フィリピン人にとっては家族や恋人が一番なので、仕事の合間でも少し時間があれば電話をしたりメールをしたり、密に連絡を取っている印象を受けました。

そのため、ほとんどの人が両親を尊敬し、兄弟を思いあってともに助け合って生きています。

日本人は確かに勤勉で仕事熱心で自立しており、他人から金銭的な手助けを受けることはあまりありませんが、そういった他人との関わりが希薄になっていることで、孤独を感じすぎたり、相談できる人がいなくて自殺に追い込またりする人も多いのではないかと感じました。

海外で働くことで身についたスキルや考え方
その3:海外の良さ、日本の良さを知る

海外就職のメリット・デメリット

日本は何でもきっちりとしていますし、スーパーや小さなお店の店員さんの接客態度もよく、素晴らしいサービスを提供しているんだということを知りました。

フィリピンだけでなく多くの発展途上国では、一日中道端に寝ていて仕事もしない、誰かの支援を受けることにしか考えが行き届かない人もいます。
それは彼らが十分な教育を受けていないことも大きく関わっているということも、ひしひしと感じました。

彼らは決して悪気があったり、楽をするためだけにそのようなことをしているわけではなく、どのようにして自分の人生を良いものにしていけばよいのかを知らないというケースも多く見られます。

そのため、貧困層に生まれ育った子供は、周囲のホームレスや物乞いを当たり前に思い、それを真似るだけの人生しかないのです。

海外で働いたり、滞在すると日本がいかに特殊な国であるのかということに気づかされるしょう。

上で書いたように、日本は最高のサービスを誇っています。
また、食事も健康的で、繊細な味付けでなおかつ美味しい食べ物がたくさんあります。

そのような情報はインターネットや雑誌にあふれていますが、私は海外で働くまではそれを実感できませんでした。
なぜなら、理屈では理解していても、実際の日常生活の中で海外の不便さを身をもって経験しないと、やはり本当に知ることはできないからです。

食の違いはもちろんのこと、日本には多くのエンターテイメント施設や博物館など貴重な文化財も多く、学ぶところが溢れすぎている贅沢な環境です。
海外に出たことで、それらの真価を再確認するきっかけにもなりました。

これから海外での就職・仕事を検討している人に向けて

海外就職のメリット・デメリット

海外に興味のある人は、絶対に海外就職を経験した方がいいと思います。
その国の言語で職務経験を積み、技術を得られるだけではなく、その国の文化と人々に触れることで、今まで自分が当たり前だと思っていたことの本当の価値に改めて気づくことができます。

特に日本は先進国の一つで、恵まれた国としても有名ですが、たいていの場合はそれをただ事実として知っているだけで終わってしまっています。
海外で過ごすことによって、様々なことを比較することができるので、私たち日本人ができることもたくさん見えてきます。

そしてなにより、フィリピン人だけでなく諸外国の人々のやさしさに触れ、かけがえのない時間を過ごせたことに心から感謝できる瞬間を感じられることが、何よりも貴重な経験となると思います。

ぜひ海外での就職や仕事の経験を積むことをおすすめします。

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