上海(中国)で働くための大きな問題、就業証と就労ビザ。その取得のコツ

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私は中国の上海で就職・転職をした経験があります。

中国で一番困ったのが、就業証や就労ビザの取得に関すること。

私自身も、就業証や就労ビザがなかなか取得できずに困ったことがありました。

そこで、上海(中国)での就職・転職を検討している方に向けて、その点の事情をお伝えします。

これから上海(中国)で働こうとしている方の参考になれば、幸いです。

上海(中国)で私がしていた仕事

私は、上海の旅行会社とアパレル企業で働いていました。

旅行会社は、上海に住む日本人向けで、航空券の手配や中国国内ツアー、海外旅行の手配を行っていました。
上海には数万人の日本人が住んでいるので、航空券の問い合わせやツアーの手配などで毎日忙しかったです。

その後、転職をして日系アパレル企業で働くようになりました。
もともとアパレルに興味があったので、転職でステップアップができて、とても嬉しかったです。

アパレル企業では、生産・品質管理を任されており、日本の顧客や現地工場との連絡や、サンプルのチェック、納期管理を行っていました。
こちらも、毎日忙しく夜遅くまで残業することもありましたが、とてもやりがいのある仕事でした。

中国で働く上で困ったのは就業証と就労ビザの取得

最初に書いた通り、中国で困ったことは、就業証や就労ビザの取得です。

外国人が中国で働くためには、政府が発行する就業証と就労ビザが必ず必要です。
この2つが無いと、不法就労となります。

基本的に、会社が労働局に申請をしてくれるのですが、上海で転職をした際に新しい会社の就業証の申請がなかなか通らず困りました。

転職だったため、すでに就労ビザを持っていたので、すぐに帰国しなければならないということはなかったのですが、転職の場合、新たな会社名義で就業証を取得し、就労ビザの情報も更新しなければいけません。

就業証が通らないということは、新たな就労ビザが発行されないので、その時に持っていた就労ビザの期限が切れてしまうと、中国で働くことができないということになります。

本来であれば、1ヶ月ほどもあれば就業証も就労ビザも発行されますが、結局私は3ヶ月ほどかかって、やっと新たな就業証と就労ビザを取得することができました。

中国で就業証と就労ビザの取得が難しくなった背景

2012年頃までは、就業証も就労ビザも比較的取りやすく、特に企業や申請者に問題が無い限り、申請が通らないことはありませんでした。

しかし、2013年に入った頃から、政府が外国人就労の条件を厳しくしました。
理由としては、外国人が増えすぎたことにあると言われています。

政府としては外国人を雇うくらいなら、中国人を雇ってほしいという思いもあったと思います。
今までは、申請者が大卒で社会人経験が2年以上という条件でしたが、さらに、前職との業種や職種が同じという条件が追加されました。

私が転職をしたのは2013年だったため、前職との業種が違うという理由で申請が通りませんでした。
政府の条件は、いきなり変更することが多く、申請して初めて新たな条件を知りました。

中国での就業証・就労ビザの問題に対してできること

就業証や就労ビザを申請したときには、すでに内定をもらい入社もしていました。
そのまま取得できなかった場合、仕事も辞めて日本に帰国しなければいけなくなります。

実際に、友人も同じような状況で申請がおりず、日本に帰国した人もいました。
それでも私は幸い、会社と相談をして再度申請をしてもらうことができました。

転職先のアパレル企業は、前職と業種が違うものの、私は高校で服飾コースを選択しており、洋装と和装の資格を持っていたんです。
そこを申請の際にアピールをしました。

申請書に資格を書くだけでなく、日本の実家に置いてある資格の証書をメールで送ってもらい、コピーを提出しました。

就業証と就労ビザの申請には、様々な書類が必要で、準備にも時間がかかります。
1度申請で提出をすると、返却されないため、再度一から書類を集めます。

結局、3回目の申請で、ようやく取得することができました。
企業の規模や日本人と中国人の割合などによっても申請が通らないこともあるようですが、なんとか取得できてよかったです。

このように、様々な書類を用意するなど、こちらも相応の努力が必要な場合があります。

中国での就職・転職を検討している人に就業証・就労ビザに関するアドバイス

中国で働くために必要な就業証と就労ビザは、年々取得が難しくなっています。

私が初めて上海で就職活動をした頃は、2年以上の社会人経験という条件はありませんでした。
そのため、上海に留学をしてそのまま現地で就職する人がとても多かったです。

実際に、最初の会社では総務に申請を全てお願いし、特に自分で用意する書類などもなかったと記憶しています。

しかし、今は新卒ではビザの取得がとても難しくなっています。
中国語プラスαの知識があれば、可能性もあると思いますが、確実ではありません。

上海で就職をする場合、人材会社に登録をして求人を紹介してもらうのが一般的な就職活動なので、まずは人材会社にビザの取得の可能性を聞いてみることをお勧めします。

基本的に、就業証の取得は申請をしてみなければ分かりません。

申請をするためには、企業の労働契約書が必要なので、入社してからの申請となります。
入社してから、やっぱり取得できなかったということがないように、事前の確認が必要です。

これから中国で就職・転職を検討されている方の参考になれば嬉しいです。

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