デリー(インド)で就職して働く時に気をつけたい「生活の出費」の考え方

  • CareerWith インド編集部CareerWith インド編集部

海外で住みながら働く時には、単純な給与の金額だけではなく、その現地で住んで暮らすためにかかる生活の出費・コストもあわせて考えなければいけませんよね。

生活面でかかるお金によって、給与が高くてもコストも高くてお金が貯まらない場合もあれば、日本よりも低い給与でもずっと貯金ができる場合もあります。

そこで今回はデリー(インド)での就職や仕事を考えている方に向けて、現地での「生活の出費」について、実際にデリーで働いた経験をもとにお伝えいたします。

デリーでIT系、教育ビジネス、日本人向けサービスに従事

デリー(インド)のイメージ画像

これまでインドで3社の実務経験があります。

1社目では支社の立ち上げとIT系(特にネットワークインフラ)の仕事と人材紹介をしていました。

自分以外に社員はいませんでしたので、具体的にはインドにある日系企業にアポを取り、お客様の困っていることを伺い、自社のサービスの中でお客様に喜ばれるものはないかを検討し提案、そして実際のサービスまで提供していました。

2社目のメインビジネスは旅行会社でしたが、教育ビジネスの立ち上げを担当していました。

教育ビジネスというのは、インドでのインド人の若者への日本語教育や、彼らの日本の学校への留学など日本へ行くためのパイプ作りなどです。

3社目はデリーを中心としたインド在住の日本人向けの色々なサービス(通訳や申請代行)を提供しています。

デリー(インド)でもらっていた給与額

デリー(インド)のイメージ画像

日本からの出向による駐在か、インド現地での採用かによって、給与水準は大きく変わります。

日本からの出向の場合、日本での保険や年金の保証もそうですが、海外駐在手当なども付いて、日本にいた時よりも給与が上がるのが一般的です。

逆に現地採用の場合は、その国の一般的な社員を基準としていますので、物価水準を考えるとインドでは日本より給料が少なくなります。

ただ、インドで就労ビザで働く場合、通称「2万5千USドルルール」と呼ばれる、外国人がビザを取得するために必要な最低限の給与レベル、年間2万5千USドル以上というものがあります。

そのため、日本円換算で約25万/月ぐらいの給与になるはずです。

ただ、実際はインターンシップとか、慈善活動とか、何らかの理由をつけて、それ以下の賃金で働かせようとする雇用主や中間業者がいますので、相手の言うことを鵜呑みにしないようご注意ください。

デリー(インド)でかかる生活コスト

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インドの物価は年々上がっていて、数年前の情報でインドに来ると驚くこともあるかもしれません。

そもそも、一般的なインド人が生活するのに必要なものと、日本人が生活するのに必要なものには大きな隔たりがあり、ただ暮らすだけでいいなら日本より遙かに安い費用で済みますが、日本と同じような生活を望むなら日本以上にお金がかかると思ってください。

家賃はある程度まともな部屋に住みたいなら、日本以上にお金がかかります。
それでも、停電や断水などがあり、水道光熱費は日本よりかかります。

食費は農薬や衛生管理を無視すれば日本の1/10にすることもできますが、その分は医療費など他のところで取られる可能性もあります。

エアコンが効いて、衛生管理がある程度整った場所で飲食するなら、日本と同じかそれ以上にかかります。

アルコールの販売は厳しい国のため、価格だけでなく、購入手段も場所によっては大変と思います。

交通費については、公共交通機関は非常に安いですが、安全面や衛生面を考えると、利用できそうなのはメトロもしくはオートリキシャーぐらいでしょうか。

デリー(インド)での「給与額-生活の出費」は日本と比較してどうだったか

デリー(インド)のイメージ画像

デリーは他のインドの都市に比べて日本人の数が多いですが、それでもアメリカや中国、タイに比べると圧倒的に少ないため、日本人同士が出会うと親しみがわきます。

そのため、日本人同士の付き合いやイベントが定期的に催され、お誘いもあるのですが、それらを大事にしたいと思うのであれば交際費がかなりかかり、日本同様手元に残るお金は少なくなるでしょう。

また、安価で比較的安全な移動手段としてはメトロ、もしくはオートリキシャー(三輪タクシー)ぐらいで、バス、一般鉄道などは事故や犯罪に巻き込まれるケースがあるため、会社が利用を禁止しているところもあります。

休みの日などに買い物などで出かけようと思った時に、メトロはデリー全域を完全に網羅しているわけではないので、メトロ駅がないところに行くために高額な運転手付きレンタカーを利用した場合は、かなりの出費になります。

どれほど付き合いの場に参加するのか、またどれほど日本水準の生活を求めるかによって、同じ現地採用の日本人でも貯金額は大きく変わっています。

これからデリー(インド)で就職を検討している人に向けて、現地での出費に関するアドバイス

デリー(インド)のイメージ画像

住む場所と食べ物に関しては、日本以上にコストがかかるとしても、ちゃんとした物を選ばないと、後で全て健康に跳ね返ってきます。

何かの手続きなどで、誰かの手助けが必要な場合は、必ず複数の人を当たってください。
知り合いのインド人だからとか、日本人だからと比較をせずにいきなり任せしてしまうと、実は法外な金額を取られていたなんていうことは日常茶飯事です。

デリーは不正撲滅運動なども起きており、民間の大きなサービス業や小売業であれば、ブランドイメージを守るためにも価格は明確になっており、誰でも適正な価格で利用することが可能です。
あえて不明瞭な知人を頼る必要は無いのです。

なお、もしもオートリキシャーや印刷などのサービスを利用する場合は、必ず先に価格を交渉して決めてください。
価格を決めないで利用し、後払いの時に法外な値段を請求されたとしても誰も助けてはくれませんので。

首都であるデリーは、金額は別として、外国人の私達にとっても選択肢がたくさんあるので、自分の身を自分で守ることができます。

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