香港で就職・勤務した時に困ったトラブル体験【仕事編】

  • CareerWith 香港編集部CareerWith 香港編集部

香港で働いていて、「ここで仕事をしていてよかった」と感じることだけでなく、トラブルや困った問題ももちろん起こりました。

そこで、香港での就職・転職を検討している方に、実際に現地で働いた私が仕事の面で困ったことをご紹介します。

ただ、困ったこともありましたが、下に書いたように、それを解決する方法もちゃんとあると思います。

これから香港で働こうとしている方の参考になれば、幸いです。

香港で働いて「本当によかった」と感じたことの記事はこちら。
香港で就職・仕事をして本当によかったと感じる点 | CareerWith 海外就職コラム

香港で私がしていた仕事

香港のイメージ画像

私は香港で、日本人向けの語学教室の受付事務として2年間勤務していました。

英語、広東語、普通話がメインの教室で、香港へは駐在員のご家族として来られている奥様方が多くいらっしゃいました。

仕事内容は受付業務全般になるのですが、生徒さん一人一人のフォルダ管理、電話やメーㇽ対応、先生のスケジュール管理、月に一回行われるイベントの告知、 テキスト管理と発注、生徒さんへのフォローに加えゴミ捨てや毎レッスン終了毎に次の授業がスムーズに始められるように部屋をチェックすることもしていました。

仕事自体は難しい内容ではなかったのですが、特に平日の午前中にレッスンが集中していたので、その間は時間との闘いでした。
その時々の状況に合わせて、臨機応変に対応しなければならないことも多々ありました。

香港で仕事をしていて困ったこと

香港のイメージ画像

香港で仕事するにあたって困ったことは、香港で働く時には知っておかなければならない規則や加入しなければならない積立年金のようなものがあることです。

どの企業でも、就業する前に必ず雇用者と契約書をかわします。
これは正社員でもパートタイムのアルバイトでも同じです。

この契約書に解雇や辞職時の条件や、試用期間の賃金や期間、試用期間終了後の賃金など細かく書かれているのですが、サインをする前に隅々まで読んでおかないと後々のトラブルの元になります。
日本人向けであれば、たいてい英語で書かれてあります。

あとこちらでは就労時に強制積み立て保険に当たるMPF(Mandatory Provident Fund)への加入が義務付けられています。
正社員、契約社員、アルバイト等、就労形態に関わらず必ず加入しなければなりませんが、就労先の企業と折半して支払っていくのが一般的です。

MPFは月々の給与から10%を支払わなければならないのですが、半分は会社が支払ってくれるので、給与からは実質5%ずつ引かれることになります。

私は勤務するときにこれらの規則がよくわかっておらず、就業先もいちいち社員一人一人に説明はしてくれないので非常に戸惑い、自力で調べなければならなかったので困りました。

そのトラブルの原因はどういう点だったのか

香港のイメージ画像

香港では上記のMPF加入や契約書を交わすことは一般常識とされているので、面接を受ける時点で雇用される側が知っていることが当たり前になっています。
よって、企業側はこれに関して一つ一つ説明してくれることはありません。

特に香港では、アルバイトであってもこのルールは同じなので、注意が必要だと思いました。

また、契約書は企業側が作成するのですが、時々雇用者には不利になるような項目がさらりと書かれてあったりします。

後々何かトラブルが起こったときに、誰がああ言ったこう言ったではなく、どんな場合でも「契約書が全て」になるので、絶対に目を通して納得できない項目があればサインをする前にきちんと話をしておく必要があります。

私がその問題を解決するために行ったこと

香港のイメージ画像

MPFに関しては、とにかく自分でインターネットでありとあらゆる情報を集めて事前に調べました。
日本人向けにわかりやすく解説してくれているサイトもあり、それらが大変役に立ちました。

そこでわかったことは、香港で働く場合はどのような雇用形態であっても18歳以上であれば、雇用開始から60日以内にMPFに加入しなければならないということです。

逆に言うと雇用開始から60日間は加入の義務はないので初月は支払わなくても良いことになります。

また、英語で書かれている契約書も就業に関する専門用語が多く難しかったのですが、サインをする前に一語一語辞書を引いて徹底的に調べました。

その時に試用期間の給料はきっちり明記されていたのですが、試用期間については記載されていなかったので、その場で担当者の方に言って、追記してもらいました。

もし記載のないままサインしてしまっていれば、企業側の好きなだけ試用期間として働かされていたかもしれません。

これから香港での就職・転職を検討している人に向けてのアドバイス

香港のイメージ画像

香港で就業を検討されている方は、まずMPFについてきっちり調べ、知っておいた方がいいと思います。

日本から駐在で来られる方であれば、会社側が全て手続きをして教えてくれる可能性が高いですが、特に現地採用の場合はまずそれはないと思うので、注意が必要です。

通常このMPFを受け取れるのは65歳を過ぎてからなのですが、外国人が香港を離れる場合は特別措置として離港時に受け取ることができます。
決して払い損になることはないシステムなのですが、これを知らない人もたくさんいます。

自分で知っておかないと誰も教えてくれない可能性があるので、きちんと調べて理解しておくことをお勧めします。

香港は日本以上に「自己責任」が強く求められる場所だなと思います。
日系企業で日本人が多く働く会社であっても、契約書が日本語で作成されることはまずないので、香港で働く場合は契約書が読めるだけの英語力はつけておいた方がいいでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだあなたにオススメ!

  • 香港の働く環境や生活環境をもっと詳しく知りたいなら…

香港の就職ガイドを見る