初めてのクアラルンプール(マレーシア)での就職。私はこれぐらいの英語レベルで行きました
- 03月24日
CareerWith マレーシア編集部
海外で就職を考える時に、気になるのは自分の英語(語学)レベル。
今の自分のレベルで行っても大丈夫なのか、どれぐらいまで英語レベルを上げて行った方がいいのか……。
そこで、この記事ではクアラルンプール(マレーシア)での就職や仕事を検討している方に向けて、実際にクアラルンプールで働いた方が最初はどれぐらいの英語レベルで行ったのか、どういうことに困ったのか、あるいは現地で使われる英語の特徴などをお伝えします。
クアラルンプール(マレーシア)に行く際にどのぐらいの英語レベルで行ったのか
私は夫と一緒にクアラルンプールで暮らしています。
夫がクアラルンプールで就職を決めたのは、現地に渡航してからのことです。
その時の英語力は、日常会話程度でした。
海外旅行は好きで一人での旅行もしていたので、旅行英語、日常会話くらいはできました。
しかし、実際にビジネスで英語を使用したことはなかったので、ビジネス英語がどれくらいできるかということは夫自身も分からなかったと思います。
また、仕事では専門用語もありますよね。
専門用語を交えたビジネス英語は全くできない状態で渡航をしたのです。
英検やTOEICも受けたことはありませんでした。
そのため、どの程度の英語レベルかを判断するのは難しいのですが、リスニングはある程度できるものの、自己流の英語という部分が強かったので文法はかなり弱かったです。
また、きちんとした英語の文書を書くことはできないレベルでした。
ビジネスレベルとは遠い英語レベルだったと思います。
クアラルンプール(マレーシア)での英語でのコミュニケーションで困ったこと
クアラルンプールで日常生活をする上では問題はありませんでした。
例えば、住居の決定の際の不動産交渉などもできましたし、生活をする上で英語は大丈夫でした。
ただ難しいなと思ったのは、日本人との考え方が違うので、何をするにもよく話さないと理解ができないということです。
内容は理解できるのですが、その根底の考えが理解できていないので、時にコミュニケーションを図ることが難しいなと思いました。
でも時間をかけて話せば納得できるので、問題は解決できていました。
クアラルンプール(マレーシア)の英語で特徴的だったこと
マレーシアではマングリッシュという独特の英語を話します。
はじめに一番戸惑ったのは、時制がないこと。
マレー語も時制による動詞の変化がなく、時を現す副詞などをつけて文章を作ります。
そのため、この考えがマレー人が話す英語にも表れていると感じました。
英語も動詞を変化させることなく、副詞をくっつけて時を表現するということがかなりありました。
慣れてくると動詞の変形がないのでわかりやすく楽なのですが、はじめは戸惑いました。
英語レベルはクアラルンプール(マレーシア)に行ってどのぐらいスキルアップしたか
夫の英語力は、約半年でかなり伸びました。
英語力が伸びた分野は、やはり専門分野です。
夫の仕事は営業でした。
主に日本の会社を取引相手としていたので、日本語を使用することも多かったですが、担当者が日本人でなく中国人ということもよくありました。
そのために英語を使用することが必須だったのです。
営業はいつも二人で回っていましたが、夫のパートナーは現地のマレー人です。
そのため、日常で英語を使用するようになり、日常での英語力もアップしました。
ただ、自社製品を案内したり、同じようなことをやっている会社の説明を英語で聞くことは問題ないのですが、少し関係のない分野の会社案内を聞いたり、研修を受けたりするとまだまだ分からない言葉がたくさんあり、全ての内容が理解できないこともある、という感じです。
これからクアラルンプール(マレーシア)での就職を検討している人に向けて、英語に関するアドバイス
アメリカやイギリスに留学経験があって、マレーシアに来た人は、逆に英語に戸惑うことも多いと聞きます。
マレーシアの英語はマングリッシュだからです。
私の友人もアメリカでの留学経験があり、英語は堪能でしたが、マレーシアに来てその英語は通じにくかったと言います。
そのため、就職を考えている人で英語ができ過ぎる人も戸惑うこともあるかなと思います。
できない人は一から吸収すればいいので、自分の努力次第でしょう。
しかし英語の基礎的な知識がなくマングリッシュをただ習得すると、他の国に行ったときに苦労するかもしれません。
そのために、英語の基礎的な知識は必要。
でも一つのコミュニケーションツールとして相手に理解させることができるように応用も必要で、慣れることが大切だと感じます。
就職に関してビジネスレベルの英語が必要と書かれてあっても、それはマングリッシュのビジネスレベルであって、他の国の基準とは異なる場合があるかもしれません。
だから英語ができないからとすぐに諦めるのではなく、ある程度英語ができるならチャレンジしてみるのもいいのかなと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
海外で働く上で仕事の選択肢を広げることができる英語力。
海外就職活動を始めるにあたっては、まずはご自身の英語力を正確に把握することが必要となります。
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