シンガポールで就職・勤務した時に気をつけたい「生活の出費」の考え方

  • CareerWith シンガポール編集部CareerWith シンガポール編集部

海外で住みながら働く時には、単純な給与の金額だけではなく、その現地で住んで暮らすためにかかる生活の出費・コストもあわせて考えなければいけませんよね。

生活面でかかるお金によって、給与が高くてもコストも高くてお金が貯まらない場合もあれば、日本よりも低い給与でもずっと貯金ができる場合もあります。

そこで今回はシンガポールでの就職や仕事を考えている方に向けて、シンガポールでの「生活の出費」について、実際にシンガポールで働いた経験をもとにお伝えいたします。

シンガポールのイメージ画像

私は、日系大手物流企業にてリージョナルコーディネーターとして、主に会議の準備や議事録のまとめ、各国オフィスの日本人マネージャーとの連絡やスケジュール調整などに従事していました。

日本人スタッフとして各地域の日本人マネージャーとの窓口になり、会議の予定をスケジュール表にまとめ、それを現地のスタッフに英語で翻訳して伝える仕事です。

その半年後には航空貨物部へ異動となり、未払い請求書の確認や日本人上司のアシスタントとして従事していました。

その後は転職して、同じシンガポール内で大手日系金融のアジア投資部門の証券化チームにて、シニアオフィサーとして証券化案件などに従事していました。

毎月の収益を月次レポートにまとめ、案件ごとのキャッシュフローに基づいて抵触していないかの確認作業をしていました。

シンガポールでの給料は日本と比較してどうだったか

シンガポールのイメージ画像

為替レートにもよりますが、2006年に最初に就職したときは「1シンガポールドル=約60円」でしたので、日本の平均給与と同じか少し低めでした。

ただ当時はシンガポールの物価が安かったため、貯金ができないほど給与が低いと思ったことはなかったです。

2回目の就職のときはリーマンショックの後でしたので、職案件も少なく、給与設定も日本と比べたらかなり低く感じましたが、経験のためと思い、仕事は続けていました。

その後、急激に物価上昇が連続して起こり、家賃も2倍以上に値上がりしていきましたので、当時は日本と比べたら割に合わない給与設定だったかもしれません。

しかし、私の場合は夏と冬にそれぞれボーナスが出ていたので、それらを合わせれば年収は良かったと思います。
物価上昇に合わせて、給与の調整が年に2回ありました。

シンガポールでかかる生活コストは日本と比較してどうだったか

シンガポールのイメージ画像

2008年くらいまでは、家賃もタクシーも安く、生活コストはかなり安く抑えられました。
しかし2010年以降は、家賃は当時の2倍もしくは3倍に跳ね上がり、一人暮らしをするコストがだいぶ高くなりました。
現在もその状況は続いているはずです。

食費なども屋台(ホーカー)で簡単な麺料理と飲み物を注文するだけでも7ドル以上はかかりますし、生活の隅々まで物価上昇の波を感じました。

かなりの収入がない限り、コンドミニアムや一軒家での一人暮らしは難しいかもしれません。
狭いコンドミニアムか、郊外のHDB(Housing & Development Board、シンガポールの一般的な住宅)になるでしょう。
最近では、HDBでも場所によっては家賃が高額になってきています。

子供がいる場合ですと、学費も外国人だと金額がシンガポール人よりも高めに設定されています。
食費はホーカーで食べれば安く済みますが、毎食ホーカーですと栄養面も偏ってきますし、衛生面でも不安な場所がまだあります。

レストランで食事する場合はTaxが20%近くかかります。
外食産業が盛んなシンガポールですが、レストランだと高くつきますので、毎日は無理でしょう。

飲酒も高額ですが、シンガポールでは外食か買い物が主なエンターテイメントなので、出費は増えていきます。
連休には近隣諸国へ旅行に行く機会も増えると思います。

シンガポールでの「給与額-生活の出費」は日本と比較してどうだったか

シンガポールのイメージ画像

大手金融企業で働いていた頃はボーナスだけでも6ヶ月分はありましたし、アパートも女性2人とシェアしていたので、日本で働いていた時よりは貯金が溜まりました。

ただ、日本と同じですが、外食や飲み会などに頻繁に参加したり、比較的安価でもエステやネイルなどにも通ったりすると、出費は増えていきます。

一人暮らしという選択をなくして、その代わりに間借りをして家賃を削減すれば、十分に貯金をすることができます。

タクシーも毎年値上がりしていますので、MRT(Mass Rapid Transit、都市高速鉄道)やバスを使うようにして節約していました。

結果的に日本にいた時よりも貯金はできましたが、生活の細かな部分で節約に励んでいたことも理由の一つかもしれません。

これからシンガポールで就職を検討している人に向けて、現地での出費に関するアドバイス

シンガポールのイメージ画像

最近のシンガポールには高所得者が世界中から移住してきていますし、人口もかなり増えています。

政府は人口を抑制する措置にかかり、外国からは専門のスキルがある人材や高学歴な人材を多く雇用し、それに伴って物価が上昇し続けているので、シンガポールで就職するには、給与と福利厚生の内容を慎重に比較した方がいいでしょう。

就労ビザが突然更新されなくなる場合もあるので、想定外のことが起きても対処できるほどの貯金をしていくことが重要になります。

一人暮らしではなくコンドミニアムやHDBを間借りしたり、タクシーに乗らないようにしたりするだけでも、出費はかなり抑えられます。
お昼も、お弁当を持っていくといいと思います。

働く場所によっては、オフィスの周辺にホーカーセンターが少なく、毎回レストランへ行くことになる場合もあります。

シンガポールでは、外国人は人口の調整弁でしかないことを踏まえて、常に将来を見据えて慎重に出費を考えた方がいいでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだあなたにオススメ!

  • シンガポールの働く環境や生活環境をもっと詳しく知りたいなら…

シンガポールの就職ガイドを見る